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SKILLS

スキル一覧

権利スキル

却下権

相手の定義や前提を無効化するUR権利

却下権は、相手が出してきた定義・前提・話の土台を無効化し、再定義を要求できる権利スキルです。

レスバトルでは、相手が自分に有利な前提を置いてくることがあります。

たとえば、

「努力とは、結果が出るまでやり続けること」
「自由とは、誰にも制限されないこと」
「正しい制度とは、全員に同じ対応をする制度」
「失敗したなら、本人の努力不足」

こうした定義や前提をそのまま受け入れると、相手の土俵で戦うことになります。

却下権は、その土俵自体を一度無効化し、
「その前提では議論できない。定義し直してください」
と要求するための強力な権利です。

この権利でできること

却下権が認可されると、相手の定義や前提を無効化し、再定義を要求できます。

相手が再定義に応じなかった場合は、相手の評価が下がります。

つまり、相手が都合のいい前提で押し切ろうとしている時に、強制的に土台を見直させることができます。

ただし、却下権には大きなリスクもあります。

相手が再定義に応じたうえで、より強力な主張に昇華した場合、相手に高加点が入ることがあります。

却下権は、相手の土台を崩せるUR権利ですが、相手に立て直されると逆に危険です。

使いどころ

却下権は、相手がこちらに不利な定義や前提を置いてきた時に使います。

たとえば相手が、

本当の努力とは、結果が出るまで諦めないことです。
だから結果が出なかった人は、努力していなかったと言えます。

と言ってきた場合、この定義を受け入れるとかなり不利です。

結果が出なかった時点で、すべて「努力不足」にされてしまうからです。

こういう時に却下権を使って、相手の定義そのものを無効化します。

発言例

相手がこう言ったとします。

自由とは、誰にも制限されずに好きなことをすることです。
だからルールを作ることは自由の侵害です。

この場合は、次のように返すと認可されやすくなります。

却下権を使います。
「自由=誰にも制限されずに好きなことをすること」という定義は広すぎます。
その定義だと、他人に迷惑をかける行動や、他人の権利を侵害する行動まで自由に含まれてしまいます。
その前提では議論が成立しにくいため、自由を「他人の権利を侵害しない範囲で選択できること」と再定義する必要があります。

この発言では、

相手の定義
自由=誰にも制限されずに好きなことをすること。

却下する理由
広すぎて、他人の権利侵害まで自由に含まれてしまう。

再定義要求
自由=他人の権利を侵害しない範囲で選択できること。

が整理されています。

認可されやすいコツ

却下権は、ただ「その前提は却下」と言うだけでは弱いです。

なぜその定義や前提では議論できないのかを説明しましょう。

おすすめの形はこれです。

却下権を使います。
相手の〇〇という前提は、△△という理由で不適切です。
その前提を採用すると、□□というおかしな結論になります。
そのため、〇〇を◇◇のように再定義する必要があります。

却下権は、否定だけで終わるより、再定義案まで出すとかなり強くなります。

定義崩しとの違い

定義崩しは、相手の定義に問題があることを指摘する通常スキルです。

一方で、却下権は権利スキルとして、相手の定義や前提を無効化し、再定義を要求します。

つまり、

相手の定義がおかしいと指摘する
定義崩し

相手の定義を無効化し、再定義を要求する
却下権

という違いです。

定義崩しよりも強力ですが、そのぶん認可の難易度も高くなります。

返された時のリスク

却下権は強い権利ですが、使えば必ず有利になるわけではありません。

相手が再定義に応じたうえで、

では、自由を「他人の権利を侵害しない範囲の選択」と定義しましょう。
その定義でも、今回のルールは必要以上に選択を制限しているため、自由の侵害です。

のように、より強い主張へ組み直してきた場合、相手に高加点が入ることがあります。

つまり却下権は、相手に再構築のチャンスを与える権利でもあります。

中途半端に使うと、相手の主張を強くしてしまう可能性があります。

認可されにくい例

次のような使い方は、却下権として認可されにくくなります。

その前提は却下です。

理由がないため、ただの拒否に見えます。

なんか不利なので却下します。

自分に都合が悪いから拒否しているだけです。

その定義は嫌いです。

好き嫌いでは、却下する根拠になりません。

全部却下します。

対象が広すぎて、何を無効化したいのか不明です。

却下権では、
どの定義・前提を却下するのか
なぜ不適切なのか
どう再定義すべきか
を明確にしましょう。

最強クラスだが、雑に使うと危険

却下権は、相手の土俵を壊せるURらしい強力な権利です。

相手が都合のいい定義や前提で押し切ろうとしている時に決まれば、議論の流れを一気に変えられます。

ただし、相手が再定義に成功すると、逆に相手へ高加点が入るリスクがあります。

却下権は、相手の前提を壊す権利であると同時に、相手に立て直しの機会を与える権利でもあります。

使うなら、
この前提は本当に不適切か
却下後にどう再定義するか
相手に強い再構築を許さないか

まで考えて使いましょう。