感情論受け流し
感情に巻き込まれず、論点に戻すスキル
レスバトルでは、相手が感情的な言葉を使ってくることがあります。
たとえば、
「そんなの冷たすぎる」
「普通そんなこと言わない」
「それはひどい」
「人の気持ちを考えてない」
「お前は何もわかってない」
こういう発言にそのまま反応すると、議論が感情のぶつけ合いになってしまいます。
感情論受け流しは、相手の感情を否定せずに受け止めつつ、議論の本題に戻すスキルです。
このスキルで見るポイント
このスキルでは、相手の感情的な発言に対して、
感情そのものを否定していないか
感情と論点を切り分けられているか
本来の議論に戻せているか
が見られます。
相手を「感情論だ」と切り捨てるだけでは、受け流しにはなりません。
大事なのは、相手の気持ちは理解しつつ、議論として判断すべき点を整理することです。
使いどころ
相手が怒り、不安、同情、かわいそう、ひどい、冷たい、といった感情を根拠にしてきた時に使いやすいスキルです。
たとえば相手が、
そんな考え方は冷たすぎる。困っている人を見捨てるのか。
と言ってきた場合、こちらも感情的に返すと不利になりやすいです。
そこで、
困っている人を助けたいという気持ちは理解できます。
ただ、今回の論点は「助けるべきか」ではなく、「その方法が本当に有効か」です。
気持ちだけで決めるのではなく、効果と負担も含めて考えるべきだと思います。
のように返すと、感情を受け止めながら論点に戻せます。
発言例
相手がこう言ったとします。
そんなルールを作るなんてひどい。自由がなくなってかわいそう。
この場合は、次のように返すと認定されやすくなります。
かわいそうだと感じる気持ちはわかります。
ただ、今回考えるべきなのは「かわいそうに見えるか」ではなく、「そのルールで被害や混乱を減らせるか」です。
感情的な印象だけではなく、ルールの目的と効果を見て判断するべきだと思います。
この発言では、相手の感情を否定せずに受け止めています。
そのうえで、議論の焦点を「かわいそうかどうか」から「ルールの目的と効果」に戻しています。
認定されやすいコツ
感情論受け流しでは、最初に相手の感情を一度受け止めると自然です。
おすすめの形はこれです。
そう感じるのは理解できます。
ただ、今回の論点は〇〇ではなく△△です。
だから、□□という基準で考えるべきです。
この形にすると、相手を否定しすぎずに議論を戻せます。
「感情を否定する」のとは違う
感情論受け流しは、相手の感情をバカにするスキルではありません。
それはただの感情論です。
だけだと、相手を切り捨てているだけになりやすいです。
感情を完全に無視すると、ジャッジからも冷たい印象を持たれる可能性があります。
大事なのは、
感情は理解する
でも、判断基準は論点に戻す
という流れです。
認定されにくい例
次のような発言は、感情論受け流しとして認定されにくくなります。
感情論乙。
これでは相手を煽っているだけで、議論を整理できていません。
かわいそうとか関係ない。
言いたいことは近くても、相手の感情を雑に切り捨てているため、受け流しとしては弱くなります。
いや、こっちの方がもっとつらい。
これは感情に感情で返しているだけなので、議論がさらにズレやすくなります。
感情に巻き込まれないことが大事
レスバでは、相手の強い言葉に反応してしまうと、自分まで感情的になってしまうことがあります。
でも、感情的な相手に対して冷静に論点を戻せると、かなり有利になります。
相手が感情で押してきた時こそ、落ち着いて、
「その気持ちはわかる。でも、今話すべき論点は何か?」
を考えてみましょう。
