異議申立権
相手のズルい議論に「異議あり」と言える権利
異議申立権は、相手の発言に対して、
論点ずらし・人格攻撃・話のすり替えなどを指摘できる権利スキルです。
相手が本来の論点から逃げたり、こちらの人格を攻撃してきたり、話を別の問題にすり替えてきた時に使います。
異議申立権が妥当だと判断されると、相手の評価を下げることができます。
ただし、不当な異議申立だと判断された場合は、自分が微減点されます。
この権利でできること
異議申立権が認可されると、相手の不適切な議論運びを指摘できます。
たとえば、次のような発言に対して使いやすいです。
論点ずらし
本来話していた論点から、別の話に移してくる。
人格攻撃
主張ではなく、相手の性格や態度を攻撃してくる。
話のすり替え
こちらが言っていない内容に変えて反論してくる。
妥当な異議申立なら、相手の評価ダウンにつながります。
使いどころ
異議申立権は、相手が議論のルールを外れた時に使います。
たとえば、こちらが
この制度に本当に効果があるのかを話しましょう。
と言っているのに、相手が
そんなことを言うあなたは、困っている人の気持ちがわからない冷たい人ですね。
と返してきた場合、これは制度の効果ではなく、こちらの人格への攻撃になっています。
こういう場面で、異議申立権を使えます。
発言例
相手がこう言ったとします。
その案に反対するなんて、あなたは弱者を見捨てたいだけですよね。
この場合は、次のように返すと認可されやすくなります。
異議申立権を使います。
私は弱者を見捨てたいとは言っていません。
今話しているのは「支援するかどうか」ではなく、「その案が本当に有効か」です。
相手の発言は、私の主張を人格攻撃と話のすり替えに変えているため、不適切だと思います。
この発言では、
問題のある発言
弱者を見捨てたいだけ。
指摘している違反
人格攻撃、話のすり替え。
本来の論点
その案が本当に有効か。
が整理されています。
認可されやすいコツ
異議申立権を使う時は、ただ「異議あり」と言うだけでは弱いです。
どの発言の、何が問題なのかをはっきり示しましょう。
おすすめの形はこれです。
異議申立権を使います。
相手の〇〇という発言は、△△にあたります。
本来の論点は□□です。
そのため、この発言は不適切だと思います。
「気に入らないから異議」ではなく、
議論としてどこがズレているのか
を説明することが大切です。
不当な異議申立には注意
異議申立権は強い権利ですが、使いどころを間違えると自分が微減点されます。
相手が普通に反論しているだけなのに、
それは論点ずらしです。
と決めつけると、不当な異議申立になりやすいです。
相手の発言が本当に、
論点ずらしになっているか
人格攻撃になっているか
話のすり替えになっているか
を確認してから使いましょう。
認可されにくい例
次のような使い方は、異議申立権として認可されにくくなります。
異議あり!それは違う!
これだけだと、何に異議があるのかわかりません。
それ、なんかズルいです。
感覚だけで、議論上の問題点が説明されていません。
こっちが不利だから異議申立します。
これは正当な異議ではなく、自分都合の拒否に見えます。
異議申立権では、相手の発言の問題点を具体的に示す必要があります。
守りにも攻めにも使える牽制札
異議申立権は、相手のズルい動きを止めるための権利です。
相手が論点をずらしたり、人格攻撃に逃げたりした時に使えば、相手の評価を下げながら、本来の論点に戻せます。
一方で、雑に使うと自分が減点されるリスクもあります。
ポイントは、
相手の発言がなぜ不適切なのかを説明できる時だけ使うことです。
異議申立権は、相手の反則気味な一手に「それは違う」と突き返すための牽制札です。
