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SKILLS

スキル一覧

権利スキル

緊急避難権

通常なら不利な発言を、やむを得ない対応として認めてもらう権利

緊急避難権は、本来なら減点されそうな発言や行動を、
その場ではやむを得なかった対応として主張できる権利スキルです。

レスバトルでは、論点ずらし・質問回避・強めの反論・感情的な発言などは、不利に評価されることがあります。

しかし、相手の攻撃が強すぎたり、理不尽な追及を受けていたり、普通に返すと大きく不利になる場面では、通常の返し方では対応しきれないことがあります。

緊急避難権は、そうした状況で、

「本来なら好ましくない対応だが、この場面では避けるために必要だった」

と主張するための権利です。

この権利でできること

緊急避難権が認可されると、通常なら減点対象になりそうな行動でも、やむを得ない対応として扱われる可能性があります。

たとえば、

質問に直接答えなかった
答えると不当な前提を認めることになるため、避けた。

論点を少し動かした
相手の土俵が不当だったため、より妥当な判断軸に戻した。

強めに反論した
相手の発言が人格攻撃や決めつけに近かったため、防御として必要だった。

感情的な反応をした
相手の発言がこちらの立場や事情を無視していたため、一定の反応には理由があった。

ただし、緊急避難権は何でも許される権利ではありません。

本当に避ける必要があったのか
その対応が必要最小限だったのか
が重要になります。

使いどころ

緊急避難権は、相手の追及にそのまま答えると、不当な前提を認めてしまう場面で使いやすいです。

たとえば相手が、

では、あなたは困っている人を見捨ててもいいと思っているんですね?

と言ってきた場合、正面から答えると危険です。

「はい」と答えれば冷たい人に見えます。
「いいえ」と答えれば、相手の前提に乗せられてしまいます。

このような時に緊急避難権を使って、相手の質問そのものから一度離れます。

発言例

相手がこう言ったとします。

あなたは弱者を見捨ててもいいと思っているんですね?

この場合は、次のように返すと認可されやすくなります。

緊急避難権を使います。
その質問にそのまま答えると、「支援方法に疑問を持つこと」と「弱者を見捨てること」が同じだという前提を認めることになります。
それは不当な二択なので、直接回答は避けます。
私の主張は、弱者を見捨てることではなく、支援の方法が本当に有効かを検討すべきだというものです。

この発言では、

避けた理由
不当な前提を認めることになる。

緊急性
答えると大きく不利な印象を作られる。

戻す論点
支援の是非ではなく、支援方法の有効性。

が整理されています。

認可されやすいコツ

緊急避難権では、ただ「仕方なかった」と言うだけでは弱いです。

なぜ通常の対応では危険だったのかを説明する必要があります。

おすすめの形はこれです。

緊急避難権を使います。
通常なら〇〇すべき場面ですが、今回は△△という危険があります。
そのため、□□という対応を取ります。
これは逃げではなく、不当な前提や過度な不利益を避けるためです。

ポイントは、
通常なら不利な行動であることを認める
でも今回は必要だったと説明する
ことです。

黙秘権・感情保護権との違い

黙秘権は、相手の質問や追及に対して、1回だけ回答を拒否する権利です。

感情保護権は、自分の感情的な反応を減点されにくくする権利です。

緊急避難権は、それより広く、
通常なら不利な対応を、緊急時のやむを得ない行動として守る権利です。

つまり、

質問に答えないことを守る
黙秘権

感情的な反応を守る
感情保護権

不利になりそうな対応全体を、必要な回避として守る
緊急避難権

という違いです。

認可されにくい例

次のような使い方は、緊急避難権として認可されにくくなります。

不利なので逃げます。

これは緊急避難ではなく、単なる逃げに見えます。

反論できないので論点を変えます。

必要性がなく、自分都合の論点変更になっています。

ムカついたので強い言葉を使いました。

感情の理由だけでは、緊急避難としては弱いです。

とりあえず全部避けます。

必要最小限の対応ではなく、議論放棄に見えます。

緊急避難権では、
何を避けたのか
なぜ避ける必要があったのか
その対応が最小限だったのか
を説明しましょう。

強い防御札だが、言い訳に見えるリスクもある

緊急避難権は、かなり強力な防御札です。

本来なら減点される行動でも、状況次第では「仕方なかった」と認めてもらえる可能性があります。

ただし、雑に使うとただの言い訳に見えます。

特に、自分が不利になっただけで緊急避難権を使うと、認可されにくくなります。

大事なのは、相手の発言や状況に、明確な危険があることです。

緊急避難権は、追い詰められた時の逃げ道ではなく、
不当な前提や過度な不利益から身を守るためのUR防御権です。