証拠提出権
「証拠」を出して主張を補強する権利
証拠提出権は、自分の主張を支えるために、具体的な証拠を提示できる権利スキルです。
レスバトルでは、ただ「そう思う」と言うだけでは弱く見えることがあります。
そこで証拠提出権を使うと、
自分の主張に対して、データ・事例・引用・過去の発言などを根拠として提示し、説得力を高めることができます。
相手の感情論や思い込みに対して、事実ベースで押し返したい時に使いやすい権利です。
この権利でできること
証拠提出権が認可されると、提出した証拠が主張の根拠として評価されやすくなります。
たとえば、
過去の発言
相手が前に言っていた内容との矛盾を示す。
具体的な事例
実際に起きたケースを出して説明する。
数値やデータ
割合・回数・結果などを使って主張を補強する。
引用や記録
相手の発言や前提となる情報を示す。
こうした証拠を使うことで、主張が「ただの意見」ではなくなります。
使いどころ
証拠提出権は、相手が根拠の薄い主張をしてきた時に使いやすいです。
たとえば相手が、
そんな制度は絶対にうまくいかない。
と言ってきた場合、こちらがただ
いや、うまくいきます。
と返しても弱いです。
そこで、
証拠提出権を使います。
実際に、似た制度を導入したケースでは、問題件数が減った例があります。
つまり「絶対にうまくいかない」とまでは言えません。
のように、証拠を出して反論できます。
発言例
相手がこう言ったとします。
みんなこのルールには不満を持っているはずです。
この場合は、次のように返すと認可されやすくなります。
証拠提出権を使います。
「みんなが不満を持っている」という主張には、具体的な根拠が必要です。
たとえば実際のアンケート結果や、不満を示す発言の数がなければ、単なる印象にすぎません。
現時点では証拠が示されていないため、「みんなが不満」とは判断できないと思います。
この発言では、
相手の主張
みんな不満を持っている。
必要な証拠
アンケート結果や不満を示す発言数。
結論
証拠がないため、断定できない。
という形で、証拠を基準に議論を整理しています。
認可されやすいコツ
証拠提出権では、証拠を出すだけでなく、
その証拠が何を示しているのかまで説明することが大切です。
おすすめの形はこれです。
証拠提出権を使います。
〇〇という証拠があります。
この証拠から、△△と考えられます。
だから、相手の□□という主張は成り立ちにくいです。
証拠は出して終わりではありません。
証拠と主張をつなげる説明があると、認可されやすくなります。
証拠っぽいだけでは弱い
証拠提出権で大事なのは、証拠のように見えるものを出すことではありません。
その証拠が、今の論点に関係している必要があります。
たとえば、学校のルールについて話しているのに、
うちの犬は毎日同じ時間に散歩しています。
と言っても、基本的には論点と関係ありません。
また、
友達がそう言っていました。
だけでは、証拠としては弱くなりやすいです。
証拠として使うなら、
誰が・いつ・何を・どのくらい示しているのか
がわかる形にすると強くなります。
認可されにくい例
次のような使い方は、証拠提出権として認可されにくくなります。
証拠はあります。なんとなくです。
これは証拠ではなく感覚です。
みんな言ってます。
誰がどの程度言っているのか不明です。
昔どこかで見ました。
情報があいまいすぎて、証拠として扱いにくいです。
たぶんそういうデータがあります。
データを示せていないため、証拠提出にはなりにくいです。
証拠提出権では、証拠の中身をできるだけ具体的に示しましょう。
証拠は、相手の断定を弱める武器になる
証拠提出権は、自分の主張を強めるだけではありません。
相手の強すぎる断定を弱めるためにも使えます。
たとえば相手が、
絶対に失敗する。
みんな反対している。
そんな例は存在しない。
のように断定してきた時、証拠を出せればその断定を崩せます。
証拠提出権は、感覚や勢いで進んでいる議論を、事実ベースに戻すための権利です。
事実で殴るための基本権利
証拠提出権は、派手な効果で一気に流れを変える権利ではありません。
しかし、しっかり使えれば非常に安定して強いです。
感情、印象、思い込みではなく、
証拠をもとに話す
という形を作れるからです。
相手が根拠なく断定してきた時は、証拠提出権で冷静に押し返しましょう。
